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恐怖指数が10年来の低水準

S&P500の恐怖指数(VIX)が先週、10.39と10年来の低水準をつけました。

今は少し戻して11.39です。注:書いている間に12.62まで上がりました。いいぞ!

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恐怖指数とは市場のボラティリティを表した指数で、高いほど市場が乱高下すると思われていることを示します。具体的には取引されているオプション価格のプレミアムを元に計算されるようです。

一般に投資家は株価が下げている時にパニック売りを起こすためチャートは暴落しやすく、逆に株価の上昇局面では慎重に買い進めるためチャートはじわじわと上がります。

 

したがって恐怖指数が低水準というのは高値安定している局面と言えます。

実際、過去に恐怖指数が10ポイント台をつけた2007年1月や2014年7月は株価が上昇基調にありました。

 

では恐怖指数は低い方が良いのかというと、僕はそう思いません。ボラティリティが低い状態は投資家が慢心している状態です。アンカリング効果により少しの値下げで押し目買いを入れてしまいがちです。しかしトランプ政権の不透明な政策や金利上昇の観測を考えると、近い将来にボラティリティが高まる確度はかなり高いと思います。

足元の小康状態に慣れてしまうのは危険です。このような時こそ目先の値動きにとらわれず、理論に学ぶべきだと思います。